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大会概要
   

2021年6月19日(土)第22回奈良オープンゴルフ選手権大会 決勝ラウンド

 
吉田泰基プロ

奈良オープンゴルフ選手権大会最終日



 稀に見るデッドヒートだった。 早朝から雨が一日中降りやまないコンディションながら、優勝争いは最後の最後までもつれたまま最終18番ホールを迎えた。
437ヤードだが、第2打地点から打ち上げとなるパー4。その前の17番パー5で手前のカラーから1mに寄せてバーディー奪い、トップに立った吉田は、このホールもティーショットでフェアウェーをキープ。
「残りが162ヤードだったから8番アイアンを持ちましたけど、当たりがやや薄かった」というショットはグリーン手前のバンカーを越えてカラーまで届かずラフに止まった。しかし、得意の60°のピッチエンドランでピンそばにピタリ。他の3人がパットを終えたあとに、ウイニングパットを沈めて小さくガッツポーズを決めた。

 「すごく緊張しましたけど、勝ててよかったです」
 この大会は予選会から挑戦して、2度とも72のスコアで予選をクリアできなかった。
しかし、キャンセルや欠場者がでたことから、“繰り上げ”の通知が届いたのもラッキーだった。
そして、本戦の大会初日は6バーディー、1ボギーの67で、この日はトップと1打差の3位タイでスタート。2番パー4で13mのロングパットを沈め、8番パー5でも2mに寄せる2バーディーで35をマークした時点では、同じく最終組の田中とは通算7アンダーで並んでいた。
しかも、1組前の田村が17番パー5でバーディーを奪い、7アンダーと詰め寄ったが、それを見た吉田は第2打を3Wでグリーン手前のカラーまで運んでバーディー。
ただ一人通算8アンダーと抜け出して勝利をもぎ取った。

 「実はその前に12番でバーディーを取ったけど、14番(パー3)で少しダブって右OBを打ってしまたんです。
でも、すぐ14番(パー4)でピン上から4mを沈めてバーディーのバウンスバックを取れたのが大きかった」と胸をなでおろしたものだ。

 神戸市の垂水出身で、香川西高から日大に進学。
4年生時の関西アマ(信楽・杉山コース)では4日間通算13アンダーで優勝している。プロになってからも、昨年10月のISPS木漏れ日トーナメント(ゴルフ5カントリー・オークビレッジGC)でも2日間通算14アンダーで初優勝して以来の「プロ2勝目」を飾ったことになる。それだけに
これを機にツアーでも活躍し、シード権を獲得して米ツアーにもチャレンジできる選手を目指したい」と端正な顔をほころばせていた。

 


一方、1打差で敗れた田村は「最終組のスコアが分かっていただけに、もう少し攻めきれなかったのが悔やまれます」とガックリ。この日は3番でバーディーを奪って35でターン、しかし、11番でボギー、13番でバーディーの後17番でもバーディーを取ったが、最終18番で6mのバーディーパットが入らず、チャンスを生かしきれなかった。

 


また、18歳8か月で大会史上最年少Vの記録がかかった田中も最後に力尽きた。
15番まで通算7アンダーと伸ばしながら、16番のボギーで一歩後退し、最終18番で第2打がグリーン手前のバンカーショットが一度出ず、4オン、2パットのダブルボギーで自滅した格好となってしまった。
「やはり、最終の詰めが甘かったです。この経験を次に生かしたい」と反省しきりだった。

 


アマチュア部門では、初日に72の総合で山下和将とともに37位タイにつけていた奥松良太(25)が、この日も11番と13番でバーディーを奪う好発進。だが、次の14番パー3で痛恨の右OB、アウトに回っても1,2番で連続ボギーを叩きながら、その後はずっとパーをセーブして74をマーク。通算2オーバーで初のベストアマチュアを獲得した。

「初めての大会で予選会も72でクリアできたし、大満足の2日間でした」と破顔。父親の英樹さん(60)が経営するゴルフ練習場「夢前水上ゴルフセンター」で腕を磨き、現在、ジョイックスGCハンディー1。「今年は関西アマでも27位タイに入れたから、来年は日本アマにも出てみたいです」とさらなる飛躍を誓っていた。

 


さらに、今大会から“目玉商品”として、“60歳以上が出場資格”の「スーパーシニアの部」が新設された。関西と関東所属のレジェンド13人が集結。最終2組前に4組が「特別ヤーデージ」から回った結果、65歳の室田淳(きよし)が4バーディー、1ボギーの69をマークして初優勝を飾った。

「私より4つも先輩の中尾(豊健)プロと回って少し緊張した。でも、このコースは、これだけ雨が降っても、グリーンが素晴らしいから水たまりもなく気持ちよくプレーできました」とさすが、ツアーで6勝、2005年からシニア入りしても20勝をマークするなど4度の賞金王に輝いただけあって賞金50万円を獲得。まさに“貫禄勝ち”だった。


また、中村通は6番パー3(171ヤード)でホールインワンを達成した。「迷わずU5を抜いたのがよかった。ショットも真っすぐ飛んでくれて、ピン下4mにオンしてややスライス気味に転がって入りました。ツアーを含めて6回目かな」と主催者からの8万円をゲットして笑いが止まらなかった。

 

 


成績表はこちらからご覧いただけます。

吉田泰基プロ

 

吉田泰基プロ

最終ホールアウト後の吉田プロ

 
吉田泰基プロ

ダイドードリンコ(株)佐野芳久社長による小切手授与

 

奥松良太選手

ベストアマチュア 奥松良太選手

 

プロ・アマチュア・スーパーシニア優勝者

 

田村光正プロ

田村光正プロ

 

田中裕基プロ

田中裕基プロ

 

中村彰男 プロ

中村彰男 プロ

 

KOMAカントリークラブ

KOMAカントリークラブ

 

 

 

 

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