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大会概要
   

2024年6月14日(金)第25回奈良オープンゴルフ選手権大会 決勝ラウンド

 

山本大雅プロ

  第25回奈良オープンゴルフ選手権大会チャンピオン 山本大雅プロ
 
山本大雅プロ

2024奈良オープンゴルフ最終日

 

 微風、快晴の好コンディション。トップと4打差からスタートした山本大雅が大仕事をやり遂げた。

まずはパー3の3番(206ヤード)。山本は5Iでピン右2・5mにつけると最初のバーディーを奪った。パー4の7番でもピン上6mからも鮮やかに沈めた。続く8番のパー4でボギーを叩いたが、35でターン。インもパー5の10番でもバーディーが先行し優勝争いに加わってきた。
この時点では、通算4アンダーだったが、ここからが凄かった。14番のパー4で4mを沈めると、17番まで4連続バーディーで、一気に通算8アンダーまで伸ばして単独首位に躍り出たのである。
「グリーンに乗せると全部バーディーが取れそうなムードでしたね。凄く速いグリーンだけど、ラインもしっかり読み切れました」
最終ホールの18番ではティーショットでフェアウェーをキープしたものの、「ボールに泥がついていてイヤな感じがした」という通り、ショットはフライヤーがかかってグリーンオーバー。第3打を寄せきれず、ボギーしたものの、通算7アンダーで2位に2打差つける会心の逆転劇だった。


「まだ、23歳ですけど、プロになって2日間の大会に初めて勝てて嬉しいです。昨年も奈良柳生で15位タイだったけど、随分成長したと思います」
京都出身で藤森中から東北高に進んで、3年の時に東北ジュニアで優勝。東北福祉大時代は蝉川泰果や鈴木晃祐と同期だった。卒業後は、千葉の紫CCすみれCコースに所属プロとして就職。しかし、昨年はセカンドQTで失敗し、今年はファーストQTからの再挑戦となる苦しいシーズン。それだけに「この優勝をきっかけに日本オープンの最終予選にも挑戦できるのでファイトが沸きます」と爽やかな笑顔を浮かべていた。


最終組から1組前で回った小野寺享也と水田竜昇も、ともに70をマークして通算5アンダーまでスコを伸ばして2位タイに食い込んだ。小野寺は1番でいきなりボギーを叩いたが、7,9番でバーディー奪ってアウトは35。インも11番でまたボギーとつまずいたが、14番、17番でバーディーを取って同じく35の70でクリア。水田も2番でボギーを打ちながら、3番でバーディー。8番のボギーの後も9番でバーディーを奪う2度のバウンスバック。インでは
10番から3連続バーディーを奪い、13番でボギーを
叩いたものの34の70にまとめて順位を上げた。


初日6アンダーの66でトップに立っていた所属コースの武内伸悟は、アウトで3バーディー、3ボギーのパープレーをキープしながら、インに入るなり
10番のボギーからリズムを崩してしまった。パー3の
13番でティーショットを右に外して寄せきれず3パットのダブルボギー。「あれですっかり自分を失ってしまいました。自滅です」とインで40の76と乱れ、通算2アンダーの7位タイまで後退してがっくりうなだれた。


また、初日単独2位の高校1年生アマチュアの山田龍之介はパー3の8番でつまずいた。ティーショットがグリー
ンオーバーいて奥のバンカーにつかまってダブル
ボギー。9番でバーディー奪ったがアウト35とスコアを伸ばすことができず、イン36の73で通算4アンダーの4位タイに甘んじ「しっかり反省して次の試合に挑みたい」と唇と噛んでいた。


同じく3位タイからスタートした森井晶紀も4番と7番でボギー先行の苦しいゴルフを強いられた。10番と15番でバーディーを取り戻したもののスコアを伸ばしきれずに山田と同じ4アンダーの4位タイに後退「ショットはよかったけど、肝心のパットがスムーズに打てなかった。それに尽きます」と天を仰いでいた。

 

 

今大会から始まった女子プロの部は、44歳以下のレギュラー12人(6360ード)と、シニア18人が参加して18ホールストロークプレーを争った。

その結果、シニアの村田理恵が75で初優勝を飾った

村田はパー4の4番でボギーが先行、6番もバンカーにつかまって3パットのダブルボギーを叩いたが8番で4mを沈め初バーディー。9番もボギーにして39でターンしたが、アウトでは12番でバーディー、15番ボギーの36で上がり逃げ切った。「きょうは12日のプロアマの時よりもグリーンが凄く早くて難しかったです。さすがニクラウスさん設計のコースでしたね」感心しきりだった。


成績表はこちらからご覧いただけます

仲間に祝福され抱擁される山本プロ

 

山本大雅プロ

ダイドードリンコ(株)中島社長による優勝目録授与

 

村田理恵プロ

女子の部優勝の村田理恵プロ  

山田龍之介選手

ローアマチュア 山田龍之介選手(アマチュア)

 

 

森井晶紀プロ

最終18番でロングパットを決めギャラリーに応える森井晶紀プロ

 

武内伸悟プロ

18番ホールでギャラリーに挨拶する武内伸悟プロ

   
   
オークモントゴルフクラブ
 

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